20年の事業展開実績

この20年の間に、ZOOOMはたった3名の小さな事務所から、有能なチームメンバーと名だたるクライアントを抱えたグローバルな広告代理店へと成長を遂げました。ZOOOMには、多くの気づきや経験、学びを経て少しずつ、少しずつ積み重ねてきた専門知識があります。この知識をクライアントとシェアできるのを心待ちにしています。

20周年アニバーサリーブック

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ZOOOMの創業20周年を記念し、ファンやパートナーの方々向けに特別製本版アニバーサリーブックを制作しました。ぜひお手に取ってご覧ください。

アニバーサリーブックをご希望の方は、以下よりご連絡ください。

ZOOOMの歩み

1997年

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ZoAt 170601 Niki Ulrich book 20th LR 0065 1

ULRICHが会社を退職

ZOOOMの歴史は、Ulrich Grillがウィーンでも有数の著名な広告代理店を退職したときから始まります。なぜ退職したのか?それは、特に大事にしていたクライアントとそのプロジェクトに貢献するためでした。

Ulrichと妻のNikiはほどなくして、人口1,700人の小さな避暑地(世界一のエナジードリンクを製造するグローバル企業の拠点として知られていますが)、フシュル・アム・ゼーの小さなアパートの一室で、自分たちの広告代理店を立ち上げます。

写真家としてのインスピレーション

Ulrichの最初の仕事は、彼自身も所属するRed Bull Acroチームと共同で撮影した、アクロバティックなフリーフライングの写真でした。これまでに誰も見たことのないパノラミックな写真は、世界中のフリーフライングやアドベンチャー関連雑誌に掲載され、Ulrichは写真家としての第一歩を踏み出したのです。

Ulrichはあらゆるエクストリームスポーツ(Xスポーツ)にカメラを向けました。

1998年

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RED BULL PHOTOFILES

ビジネス関連のバズワードには流行り廃りがありますが、良いストーリーというものは廃れることがありません。今では画像や動画がいわゆる"バズり"、ほんの数時間の内に世界中に拡散されるようになりました。しかし、ZOOOMとレッドブルは1990年代中頃、まだ新しかった大胆なマーケティング戦略に基づき協働しています。その戦略とは、「目を見張るほど魅力的な画像を作り、誰もが無料で閲覧できるようにすること」。これは、その後の世界におけるスタンダードとなりました。

これこそがRED BULL PHOTOFILESの背景にあった考えであり、その結果は成功だったと言えるでしょう。

1999年

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世界を探求する

ZOOOMがフォーカスする分野は、ランダムに選ばれる訳ではありません。そうではなく、私たちの常日頃からの興味が自然と進化したものです。私たちは、何をするべきか、そして何を伝えるべきか知っています。お客様が本当に必要とするものを提供できることが、アウトドア業界のクライアントを惹きつける理由です。

2000年

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店頭での広告代理サービス開始

NikiとUlrichはアパートを出て、店舗事務所を構えます。

家賃は安かったものの、効果は今ひとつでした。肌を露出したビキニ姿のスノーボーダーたちを起用して事務所内で撮影を行っていると、窓越しに外から丸見えだったので、ZOOOMとは一体何をしている会社なのかと訝しむ噂が町中に広がってしまいました。

戦略的にストーリーを伝える

ワンストップサービスの提供

メディアランドスケープのデジタル化が加速するにつれ、広告代理店の仕事も急速に変化し、もはやカタログをデザインしたり、ロゴマークのコンセプトを見直したりといったものではなくなりました。ブランドは、消費者と接点を持つあらゆる方法や、ブランドストーリーによりカスタマージャーニーの各段階に働きかける方法を模索しなくてはなりません。ZOOOMの仕事はクリエイティブであると同時に、分析に基づくより系統立ったもの、すなわち戦略的にストーリーを伝えることへと変化しました。

2001年

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自社社屋をオープン

ビジネスの急速な拡大に伴いより広いスペースが必要となり、現在のZOOOM社屋の一部が建設されました。

現代的な開放感のあるクリエイティブな空間は、フシュル・アム・ゼーの伝統的な街並みの中で一際異彩を放っています。当初こそ地元住民に奇異の目で見られていたこの建物は、すぐに人々が集う、賑やかな活動の場となりました。

2002年

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成長の一途をたどる

良い仕事をすれば、さらに多くの依頼が舞い込んでくるもの。10年の内に仕事の数は増え、また同時に多様化していきました。ZOOOMは、イベントの運営や業務提携の仲介、そしてもちろん従来からのコミュニケーション(印刷物、Webサイト、POPディスプレイ、屋外広告)に係るニーズへの対応と、様々な仕事を手掛けるようになりました。

2003年

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アドベンチャーレース開催

2003年、Red Bull X-Alps(レッドブル・Xアルプス)第1回大会が開催されましたが、その様子は現在とはかなり違ったものでした。アスリート達は多くのリスクを負い、ほぼ夜も眠らずに過ごさなければならず、本当にゴールに到達できる選手がいるのかどうかさえ分からない状況でした。

幸いなことに選手たちはこれを完走し、こうして世界で最も名高いアドベンチャーレースのひとつが誕生しました。

2004年

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グローバルな実績作り

若さとエネルギー、そして野心に満ち溢れたZOOOMは、ほどなくして業界大手の企業様からもお声掛けをいただくようになります。P&G社のパーソナルケアブランド、ブラウンの「Braun Cruzer」キャンペーンを受託。最終的には指名代理店として、数億円規模の案件を引き受けることになりました。

ナイキ、フィッシャースキー、そしてレッドブルといった既存のクライアント様にも引き続き対応しています。

2006年

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ZOOOM、アメリカに進出

事業のグローバル展開に伴い、アメリカ・カリフォルニアのベニスビーチに新オフィスを開設。オーストリア本社のアルプス丘陵地帯とは180度異なるビーチ沿いのオフィスは、私たちの視野を大きく広げてくれました。

世界を照らすRED BULL ILLUME

写真と画像制作とは、いつもZOOOMの仕事の中核にあります。2006〜2007年にかけて、ZOOOMとレッドブルは協働して、Xスポーツフォトグラファーのコミュニティをこれまでにない形で巻き込む方法を模索していました。そして、アーティストとアスリートが共に輝きを放つ舞台として、Red Bull Illume Image Quest(レッドブル・イリューム)を開催。この写真展は瞬く間に世界で最も権威あるものとなり、3年に一度開催されています。

2008年

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ワーケーションの実践

カリフォルニアは休暇で訪れてみたいと誰もが思う憧れの場所ですが、私たちにとってはそれだけではありません。レッドブルのアメリカ本社からの仕事を2年間にわたって受けた後、2008年にZOOOMの新オフィスをカリフォルニアに開設しました。

2009年

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オフィスを増築

一方、手狭になってきたフシュル・アム・ゼーのオフィスも増築の必要性に迫られ、2009年にZOOOMオフィス「新館」が完成。巨大なキッチンと共有エリア、アイデアを生むためのクリエイティブスペース、そして何と屋内クライミングウォールまで備えています。

2013年

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写真メーカーへの写真提供

2013年以降、ZOOOMは写真の分野における専門性を活用し、ブロンカラーやライカを始めとする同業界の新たなクライアントのキャンペーンやプロジェクト、イベント、ブランドアクティベーションを多数実施しています。Red Bull Illumeを通じて効果的なタイイン・プロモーションや露出の機会を提供することこそ、この進化を続ける業界において私たちが最も重要と考えるテーマです。

2014年

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COOPH

自分たちの伝えたいことを伝えるため、ZOOOMは2014年に独自のブランド、COOPH (The Cooperative of Photography) の立ち上げを決意しました。コンテンツプラットフォームやオンラインコミュニティとして機能すると同時に、ユニークな写真関連アクセサリーやアパレル製品を展開します。

2015年

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ベニスビーチの新オフィス

湖のほとりに立つオーストリアの本社オフィスとは打って変わって、南カリフォルニアのベニスビーチに開設したZOOOMの新オフィスは、カリフォルニアのサーフタウンの中でも最もヒップなアボットキニー通りにあります。アメリカを拠点とするクライアントや、大小様々なプロジェクトにおけるパートナーとの間のコミュニケーションハブであり、本社チームのメンバーにとってもLAオフィスは憧れの的です。

2016年

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極東へ進出

2000年代最初の10年は西へと向かいましたが、次の10年では東を目指します。そして、日本の大手量販チェーンのヨドバシカメラと、Win-Winのパートナーシップが実現しました。

2017年

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創立20周年を迎える

2019年

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日本での事業拡大

世界のそれぞれ西と東の端から来た二人の人間が出会い杯を交わしたところから、壮大なブランドストーリーが始まりました。

2014年、ZOOOMのネットワークをさらに拡大したいと考えていたUlrichは、共通の友人を介して、ヨドバシカメラの副社長(当時)であった藤沢和則氏との会合の場を設けました。二人は握手を交わし、お互いへの敬意の上に成り立つ、長年にわたるパートナーシップがそこから始まったのです。この素晴らしい出会いからわずか5年後、ZOOOMは日本の東京都心に事務所を開設することになります。

2020

Zooom Website 2021 history page 2020 A

充実の一年

ZOOOMの2020年は、COOPHチャンネルのYouTube登録者数が100万人を超えるという、嬉しい出来事で幕を開けました。

振り返ってみれば2020年は、誰にとっても波が激しく、また停滞も多い一年となったことでしょう。しかしそれでも、ブランドの方向性を模索したり、消費者からの評価を高めたいと願う多くの企業様から、ZOOOMにお声掛けを頂きました。Kelag、Black Diamond、Schöffel、Pieps、Mayrhofen Bergbahnen、Salzburger Land Tourismus… このような先の読めない状況下にあっても素晴らしいクライアントから選んでいただけたことは、幸運と言うほかありません。

2021

Zooom Website 2021 history page 2021A

挑戦は続く

コーヒーと水。世界で最も重要なこの2つの飲み物は、常にエネルギーとインスピレーションを与えてくれる存在で、ZOOOMのオフィスにとっても欠かすことはできません。新たに私たちのクライアントに加わっていただけたオーストリアの有名ブランド、Julius MeinlのコーヒーとGasteinerのミネラルウォーターに感謝を示して。

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