社会がある方向へ発展するときは、逆方向へ向かう流れがほぼ確実に存在します。「インスタグラムの時代」ただ中の今、多くの写真家がフィルム写真特有の感覚を再発見しています。その理由を知るために、私たちはニューヨークを拠点とする写真家のJoe Greerを海辺への非日常的な旅に連れ出し、ライカの最新動画を制作しました。

Joeは殆どの仕事で最愛のLeica Ｍ6を使い、絶妙な構成のアナログ画像をソーシャルメディアを介して世界中の人々にシェアしています。その独特のスタイルは、人間や自然、あるいは場所のありのままの姿を映し出すもので、本人はこれをシンプルに「ライフ・フォトグラフィー」と呼んでいます。私たちのチームは数台のライカを手に、過剰なまでの期待を胸に抱き、勘違いされやすい名前のボンベイビーチへJoeを連れて行くため、カリフォルニアへと旅立ちました。

カリフォルニア最南端の有毒な湖の畔に位置するボンベイビーチは、砂漠の風景に囲まれ、アメリカで最も個性的な自由人たちの住む場所です。昔は商業的に繫栄した時期もありましたが、芸術面では今が最盛期。ホリデーリゾートとして名を馳せた後は一旦廃れたものの、ここ数年の間にロサンゼルスの芸術家グループの手で復興を遂げました。彼らの縦横無尽な想像力の遊び場として街を使い、写真家たちを一目で虜にする印象的な視覚的ストーリーを制作したのです。

ここは、ライカで撮影したアナログ写真とは何かを見せる完璧な舞台です！Joeが独特のスタイルでボンベイビーチの非日常の美を記録している間、私たちは彼の人生やアナログに対する愛情について、さらには突然の人気上昇の理由をどう考えているかなど、あれこれと質問しました。Jor Greerについて、あるいはボンベイビーチという一風変わった場所についてもっと知りたければ、ぜひ動画をご覧ください！