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ZERO EXCUSES - 2018秋冬キャンペーン
ODLOと共に成し遂げたこと
私たちの多岐にわたるスポーツ関連のバックグラウンドから得られた貴重なインサイトの一つは、「Never change a winning team!(迷わず突き進め)」です。自然の中で活動している時も、オフィスで制作に没頭している時も、プロジェクトへの情熱がZOOOMの原動力なのです。
素敵なクライアントとのコラボレーションは何物にも代えがたいほど私たちを幸せにしてくれるものですが、特にODLOとのコラボレーションは年々進化を続けています。ODLOから初めて依頼を受けた2018春夏キャンペーン(#mykindofcool)では、ODLOのアクティブで革新的なリーダーとしての地位を築き上げ、若いフレッシュな雰囲気で磨き上げることに成功。やがて冬が訪れると、2018秋冬キャンペーンでは、スポーツにおいて一番重要な「Getting out and doing it(外で体を動かそう)」にフォーカスしました。
世界観に浸る
2018秋冬キャンペーンの中核となるクリエイティブアイデアを構築する一方で、私たちは再びODLOの世界に完全に浸り、外で活動することや、アクティブで社交的なライフスタイルを楽しむことが意味するインサイトを収集して、1つの言葉を選び出しました。それが「ゼロ」です。この言葉は私たちのあらゆるコミュニケーションを繋げる軸となり、新しいODLOキャンペーンのハイライトとなる姿勢を象徴するものです。「家に閉じこもる理由はゼロ」や「ストレスゼロ」のようなヘッドラインで、ODLOの情熱的なマインドセットを示すと同時に、最高のスポーツ用品が私たちにもたらしてくれるものを端的に表現しました。
地元であることの強みを活かして、まだ知られていない、息を呑むほど壮麗なイタリアとオーストリアのアルプス地帯を巡りながら、キャンペーンの中核を成すメインの写真・動画を撮影。ユニークなフォントとロゴで彩り、2018春夏キャンペーンで使った洗練されたメッセージを添えました。こうして情熱とインスピレーションに溢れたキャンペーンが生まれ、ユニークなビジュアルによる魅力と、ハッシュタグ#zeroexcusesによる統一された世界観を作り上げました。
千里の道も1歩から
クリエイティブな包括的アプローチとは、1つに統合されたビジョンの中にも、常にいくつかの異なる要素を内包しているものです。ブランドレベル・製品レベルでベンチマークを設定した後、私たちは違いを生み出すODLO製品のその他のテクノロジーや素材に注目しました。そして、ODLOのZEROWEIGHT断熱レイヤーやORGANIC BODYMAPPINGテクノロジー、CERAMIWARMテクノロジーを用いたウェアに秘められた科学を解き明かすため、立体的表現と高画質の写真とを融合した製品ごとのビジュアルを制作。最も重要である詳細の解説は短い数行の文章に集約し、分かりやすいアイコンのグラフィックを補助的に活用することで、複雑な科学をコンパクトにまとめました。
2018年の秋冬は、ZOOOMと共に制作する2シーズン目のキャンペーンでした。そのコンテンツは、ODLOが喚起しようとする新しいパーソナリテイを反映するだけでなく、撮影中に私たちが発揮した素晴らしいチームワークや努力、楽しい時間を思い出させてくれるものでした。凍てつく気温の3ヶ所でロケをこなし、誰もが仕事に対して前向きな姿勢を崩すことなく淡々と取り組みました。大げさにドラマチックな展開もなければ、わがままを言って困らせる人もいませんでしたよ。
「#zeroexcuses(言い訳無用)」のエッセンスを的確に擬人化できたと思います。正に、最高の仕事をするのに言い訳は無用!ということですね。
この骨の折れる仕事に参加し、私たちが誇りに思えるコンテンツを制作してくれたZOOOMの皆さんに、心から感謝を申し上げます。
ODLOインターナショナル マーケティング部長 Kit Ha氏
ルックブックができるまで
小売業を営む企業にとって、カタログというのは最も重要。ZOOOMのチームは自主的にODLO製品を身に付けてアウトドアで実地テストをしているため、室内から出ずともその利点については熟知しています。ODLOもそれをよく理解してくれており、2018年秋冬シーズンに向けた私たちのタスクの1つは、極めて重要なODLOルックブックのビジュアルコンセプト開発でした。撮影はすべてスタジオで行われましたが、とてもエキサイティングな経験でした!私たちはこの大規模なスタジオ撮影とルックブック制作のすべてを、フシュルのZOOOM本社で完結。計画時点から、モデルのスカウトに写真撮影、そして最終的なポストプロダクションや印刷調整まで、印刷された最初の一冊を手にしたODLOの人々の満足そうな顔を見ることができる瞬間まで、休むことなく働き続けました。