- クライアントRed Bull X-Alps
- ウェブ redbullxalps.com
「ハイク&フライ」
世界で最も過酷なアドベンチャーレース
パラグライダーとトレッキングで5カ国をまたがり踏破するアドベンチャーレース。何百万人もの観客が見守る中、18カ国から集結した34人の世界最高峰のアスリートたちによる壮絶な戦いが繰り広げられる。
「Red Bull X-Alps」は単なるアドベンチャーレースではありません。アルプスの大自然を舞台に苦難を乗り越え栄光を手にする冒険と興奮が詰まったヒューマンドラマ。それが「Red Bull X-Alps」なのです。このイベントを成功に導く企画や運営を担うのが私たちZOOOMの役割です。
「Red Bull X-Alps」20年の歩み
偉大な冒険家、故Hannes Arch (ハンネス・アルヒ)とUlrich Grill(ウルリッヒ・グリル)により実現された-世界で最も過酷なレース-「Red Bull X-Alps」は今年(2023年)で20周年を迎えました。17人の参加者で始まった当初のレースは、地図を片手に約25kgもの荷物を背負って山に挑む、というレース色が弱いイベントでしたが、現在ではGPSを使用し、荷物も約6kg程に軽量化され、より「レース」をお楽しみ頂ける内容となっています。
進化を続けるレース
参加アスリートは年々レベルアップし、テクノロジーも進化を重ねてきた近年のレースは当初と比べて劇的に変化しました。ただし、自身の足とパラグライダーで数百キロもの長距離を踏破するレースのメイン要素と冒険精神は今でも変わらず在り続けています。
レースのもう一つの特徴は、スイス出身の参加者がレースを制覇しているという事です。今までの「Red Bull X-Alps」制覇者は全てスイス出身のアスリートです。過去7回の大会はスイス出身のクリスチャン・"クリゲル"・マウラー氏が圧倒的な強さを見せています。20周年を祝う特別なレースではこれまでの”スイス完全制覇”が覆されるかも⁈それでも私たちは”スイス制覇”にに一票を投じます。
この20年間で私たちも進化を遂げてきました。ZOOOMにとって「Red Bull X-Alps」は年に一度の一大イベントです。コンセプト考案から実施、そして後日の記者会見までのすべてを私たちが担っています。イベント管理と実施においても、ウェブサイトを一から構築するなどデジタル面でも徹底してサポートし、細部にこだわり取り組んでいます。
カスタムメイドのライブトラッキング
「Red Bull X-Alps」公式サイト redbullxalps.com ではアスリート、ルール、ルートに関する情報を確認できる事はもちろんですが、イベントそのものの命ともいえる程の重要な役目を担っているのです。
スタートの合図とともに、位置、進行方向、速度、高度、ハイキング、飛行など様々な情報を含め、アスリート1人1人の動きがインタラクティブな地図上でリアルタイム追跡されるのです。
ファンはアスリートが辿ったルートを確認できるだけではなく、どのように追跡するかを選ぶこともできるのです。10回目を迎えた「Red Bull X-Alps」では、2Dトラッキング、アスリートからのPOV、VRオプションに加え、史上初の3Dトラッキングも実装し、標高2000mのアルプス山脈からの滑空体験を楽しめる機能も実現しました。
ZOOOMが提供する没入型体験
「Red Bull X-Alps」のウェブサイトは既にあるウェブサイトのテンプレートに画像や文章をはめ込んで出来上がるシンプルなものではありません。誰かがライブトラッカーにアクセスする度に何百万ものデータポイントを処理できるよう、ゼロから作り上げる必要があるのです。このユニークさにGoogleが着目し、私たちがどのようにGoogle Cloudなどのサービスを利用して情報を最新かつ的確に保っているかをケーススタディとして取り上げられた程です。
サーバーやデータベースもそうですが「Red Bull X-Alps」の開発において頂くご要望にも”ユニークさ”を垣間見ることができます。ZOOOMのライブトラッキングシステムでのデータ収集には最大150人が同時に携帯電話とGPSを接続している必要があります。つまり、ハードウェアの評価と管理だけではなく、アスリートとスタッフへの使用方法のトレーニング、そしてもちろんすべてを「Red Bull X-Alps」のウェブサイトとアプリのエコシステムに反映させることが、私たちの重要な役割となるのです。
ブランディング・イメージ・デザイン
「Red Bull X-Alps」のようなレースにはその名にふさわしい表現性とアイデンティティが必要です。そして、それを実現するのが私たちの強力なブランディングとグラフィックデザインなのです。
スポンサーロゴのサイズや配置設定、キャッチフレーズである「世界一過酷なアドベンチャーレース」を可能な限り使用する事など、すべてのビジュアル素材とデジタルコンテンツは「Red Bull X-Alps」の厳格なガイドラインに基づき作成しなければなりません。複雑な仕事ですが、全てはイベントを成功に導くための重要な要素なのです。
マルチメディア / マルチチャネル
熱狂的な「Red Bull X-Alps」ファンの為、コミュニケーションはライブトラッキング機能のあるウェブサイトを中心に、ありとあらゆるSNSを活用。レースの現場から最新の情報をいち早くキャッチできるFacebook Liveも取り入れました。