ZOOOMなりのブランド戦略

ODLOの製品は高品質で、人目を惹く革新的なデザインと、妥協を許さずこだわり抜いたディテールが特徴です。私たちはそれにマッチするビジョンとキャンペーンを構築する必要がありました。

私たちは、白紙状態から戦略を練り上げました。もちろん、こういう時のZOOOMの伝統でもある、コーヒーメーカーの脇に置かれたデスクで。そして考え出した戦略は、「より若年層のオーディエンスと消費者に訴求する」こと。ODLOの伝統を尊重しながらも、ブランドの指針を徹底的に検証し、コーポレートアイデンティティ（CI）やビジュアル、そして訴求する言葉にも、カジュアルな遊びを取り入れました。

過激な変化を起こしたわけではありません。大きな船の舵を、ほんの少し動かしただけです。

その結果生まれたのが、#mykindofcool（私なりのクール）キャンペーンでした。

クリエイティブなアプローチ

#MYKINDOFCOOL

CeramicoolとCeramiwoolは、ODLO独自の「アクティブ冷却」機能を備えた2つの中核テクノロジーで、紡績糸に配合したセラミック化合物が肌を涼しく保ちます。私たちの課題は、より若いターゲットにリーチを広げ、アクティブ冷却のストーリーで彼らの好奇心をそそり、「ダイナミックで楽しいODLO」という新たな側面にスポットライトを当てることでした。

その結果生まれたのが、#mykindofcool（私なりのクール）キャンペーン。楽しさと機能性の両方の意味を持つ「cool」という言葉に着目し、写真や動画の制作物からキービジュアル、POS素材まで展開しました。

グラフィックと3D-CGI

テクノロジーを可視化する

すべての製品をZOOOMの社内スタジオで撮影しました。社内で撮影することで、全工程を通じて写真チームのクリエイティブコントロールを強化することができます。

zooom odlo key visual product vertical final 1

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コンテンツ + クリエイティブ

都市でもクール、自然でもクール

都会と大自然を織り混ぜたビジュアルを制作するため、私たちはオーストリアの首都ウイーンと、イタリアのドロミテにある世界文化遺産に指定された景勝地のアルタ・バディアへと向かいました。当社の拠点自体が山岳地帯にあるため、撮影に最適な知られざるロケーションを知っているのみならず、容易に出向くことができるのです。

私たちはお気に入りの峠へと向かい、サイクリング写真の撮影を一通り終えた後、言葉にできないほど美しい場所にテントを張り、日没の絶景を撮影しました。山をよく知る私たちだからこそできる事です。

新しいクリエイティブパートナーを探すに当たって、ODLOのグローバル展開に対応できる小規模でアジャイルなパートナーが必要と考えていました。ミーティングをほんの数回終えた後で、ZOOOMが当社に相応しいパートナーであることは明らかでした。ODLOの変革の時に合わせて、市場に適したクリエイティブコミュニケーションにより、私たちのビジョンを体系的に実現する支援をしてくれるコラボレーターが必要だったのです。

Ulrichと彼のチームは驚くほどオープンで話しやすく、常に最良のソリューションを見出してくれます。

ODLOインターナショナルブランドディレクター Timo Pape氏

POSアクチベーション

私のボトルの方が冷えてる

楽しくなければ優れたキャンペーンとは言えない。私たちがPOS素材を制作している時が、正にそうでした。ブランド特製のアルミニウムウォーターボトルを入れた冷蔵庫（もちろん冷凍庫にはアイスキャンディも！）でチルアウト。

次なるチャレンジ

アクティブウェアはもはや、スポーツだけのものではありません。ODLOとの仕事は2019～2020年の夏シーズンも続き、ZOOOMはODLOのブランドストーリーの展開を支援し続けています。ODLOは消費者へのアウトリーチという面では大きな可能性を秘めたブランドであり、その可能性を現実に変えるのを、私たちは喜んで支援します。 2018秋冬キャンペーンにご興味があれば、こちらもご覧ください。